漢方薬局「春爛満」 男性不妊

男性不妊

男性不妊での妊娠成功例 (ここをクリック)
男性不妊について

WHO(世界保健機関)の発表によると、不妊症の原因のうち、男性だけに原因のあるもの(男性の不妊症)は全体の24%、男女共に原因となっているケースが全体の24%、女性だけが原因となっているケースは全体の41%、そして原因不明のケースが11%となっています。
これをまとめると、少なくとも男性が不妊症の原因となっているケースは全体の48%。一方、全体の65%が女性の原因ということになります。男性不妊が全体の約5割に近いということは、無視できないと考えられます。

西洋医学的からみた男性不妊症の原因

勃起障害、精索静脈瘤、精路閉塞、染色体異常、射精障害、性腺発育障害、精子無力症、乏精子症 、精索動脈瘤


またそれ以外に原因が特定できないもの(精子の質、ミトコンドリアの低下)が多いと思います。
男性不妊症の検査

男性不妊症の診断には各種の検査が行われます。そのなかで、最も重要なものは精液検査です。
WHOで定義されている男性の精液の正常値は以下の通りです。

精液検査

・精子量1.5ml
・精子濃度1500万/ml以上
・総精子数3900万以上
・運動率40%以上
・奇形率96%未満
・総運動精子数1500万以上
 それ以外に日本産婦人科学会では精子の直進運動率も参考にします。
・直進運動率25%以上
染色体異常

精子に染色体異常を持つ男性は、男性不妊で来られる患者さんの数%程度と言われています。
これは血液検査にて調べます。

ホルモン検査

血液検査で体内の性ホルモンを調べます。主にFSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)、テストステロン(男性ホルモン)などです。
 テストステロン250~1100ng/dl
 FSH2.9~8.2mIU/ml
 LH1.8~5.2mIU/ml

(私の見解)男性不妊を漢方ではこのように考える。

男性不妊の原因を、西洋医学では精子の数(精子密度)の低下、及び運動能力の低下等と考えていますが、漢方(中医学)では腎精不足、肝気鬱結、瘀血、脾虚、陰虚などで考えています。その方がどのタイプなのかを問診・舌診を中心に見極める技量が大切です。どのタイプにも必要な養生が食生活の改善、(ジャンクフード、煙草、アルコールの摂りすぎと野菜不足)、電磁波を避ける事(PC、スマホ)適度な睡眠が挙げられます。

(腎虚タイプ)
腎虚(腎のエネルギー不足による老化現象) → 性腺発育障害、勃起障害、染色体異常、精子無力症、乏精子症など
東洋医学では、腎臓は生殖機能の中心と考えます。この臓器の機能は加齢、慢性疲労、過度な性生活などで低下します。先天的に弱い人もいます。そこで、補腎薬という腎(生殖機能)を強化する薬を用います。
(肝気鬱結)
肝気鬱結(ストレスによる体調不良) → 勃起障害、精索静脈瘤、精子無力症、乏精子症など
現代のようなストレス社会で多く見られます。自律神経を整える薬を中心に処方します。当局では、いつでも自律神経の測定が店内で行えます。
(瘀血)
瘀血(おけつ)(血流の滞り) → 精索静脈瘤、精路閉塞精索動脈瘤など
血流が滞ることで、精子を十分に育てられないケースもあります。血液をサラサラにし、血流を改善させます。
(脾虚)
脾虚(胃腸が弱い) → 勃起障害、精子無力症、乏精子症など
胃腸が弱めで疲れやすい人が多いタイプ。疲れをため込むと食欲が減少し、精子の働きや量の減少にもつながります。バランスの良い食事を、よく噛んで食べてください。
間食は避けて、冷たい飲み物や食べ物にも気を付けてほしいです。
(陰虚)
陰虚(潤い不足) → 精索静脈瘤、精路閉塞、乏精子症、精子無力症など
暑がりで汗をかきやすいのが多いタイプ。汗と一緒に血、気、精も失いやすい傾向にあります。辛いものを避け、長風呂にも注意して。体を潤すことが大切です。
男性不妊での妊娠成功例
結婚してから三年目、タイミング療法を開始するも、なかなか妊娠に至らない。元々生理不順でオリモノも少なく、不妊にいいヨガにも通う。タイミング療法に限界を感じ、不妊専門クリニックでは体外受精を勧められる。ご主人の精液検査で閉塞性無精子症と判明して手術。1年半の間に顕微鏡下精子採取術を2回実施しても上手くいかない。手術費用の問題と回数を重ねる事で精子の採取が難しくなる事から、ご主人の体質改善(身長159㎝体重68㌔)を考える。妊娠する可能性がある顕微授精の前に①ご主人の精子の採取が上手くいくため②自分の子宮内膜を安定させるため漢方スチームを受けたいと、来客。

(当局が行ったこと)
閉塞性無精子症は、精巣を切り開いて精子が見つかるタイプ。精巣の働きを助けるもの、弱らせるものの区分を食生活からお話して、如何に活性酸素や環境ホルモンの影響が体に現れるかを説明。ご主人様には活性酸素対策のサプリメント、精巣や精に関わる「腎」をサポートする漢方薬と血液の滞りを良くする漢方薬を処方。奥様には受精卵を戻す為に必要な事、受精卵のグレードを如何に高めるかを細かくご説明。それぞれに必要な漢方薬を飲みながら、10日ごとに漢方スチームを利用。ご主人様はサプリメント服用開始から58日目、体重がマイナス5キロ、朝も気持ちよく起きれるなど体調の良さを実感。
奥様は服用後27日目、手足の冷えや頭痛の軽減を実感。服用後58日目、オリモノがはっきり自覚出来るようになりました。服用後97日目、妊娠反応陽性。2870g男児を出産されました。

(爛先生の見解)
不妊の原因は今は男性50%、女性50%です。

閉塞性無精子症は、男性不妊の原因の15%と言われます。やや小太りで脂の多い食事と加工食品を好む方に見受けられます。閉塞性無精子症は、手術を重ねる度に精子の通り道が癒着して精子の採取が難しくなります。質の高い精子を出来るだけ作るとともに、卵子の質を良くして、グレードの高い受精卵を作る。その必要性を理解して下さったことが妊娠に繋がったと思います。
一人目は自然妊娠出産しましたが、二人目が出来ない。タイミング療法や人工授精を試みたが成功しない。精子の数は800万、運動率は18%、精索動脈瘤はないが乏精子症と判断。仕事は二交代制で不規則。食事は辛いものが好き。偏食気味で野菜不足。ご自身でミトコンドリアを高めるサプリメントを利用するが良くならない。体外受精をしたが成功しない。精子の数だけでなく精子の質も漢方薬で良くならないかとお二人で来客。

(当局が行ったこと)
ご主人様は仕事が二交代制で不規則な上に野菜不足も要因と考えて、野菜不足を補い抗酸化作用が期待出来る酵素と、精子のミトコンドリアを高める事が期待出来る栄養素を勧めました。
奥様は子宮筋腫があったので、血液の滞りを改善する漢方薬をお勧めしました。
ご主人様の仕事が休みの日にはお二人で来客、ご夫婦で漢方スチームを利用いただきました。
その際、ご主人様側にはスチームの蒸気を配慮しました。

服用後67日目、精子の数は1350万、運動率は45%まで回復、朝の目覚めも快調で疲れにくくなりました。

服用後96日目、2回目の体外受精を行い妊娠されました。

奥様の筋腫と胎児の成長を考えた流産予防の煎じ薬と酵素、栄養素を服用いただき、無事に女児(2950グラム)をご出産されました。

(爛先生の見解)
男性側が原因である不妊の悩みは、年々増え続けています。食べ物の影響や環境ホルモン、活性酸素などが細胞のミトコンドリアを弱らせ、運動率や総数だけでなく精子の質を低下させていると思います。精子は老化の影響が少ないと言われていましたが、ミトコンドリアの低下が精子の質を低下させて、受精卵が分割しない事が多いです。ご主人は疲れやすく、まさに精の減少を問診や舌診で感じました。

写真のように舌が断面のように大きく割れているのは精、血、気の低下として判断します。焼酎やお酒も多く、そういう積み重ねは精子の働きを低下させてしまいます。精子の数や運動率の向上は、女性の卵子の質を高めるよりも漢方薬や栄養素で改善する時間が早いと思えたケースです。
結婚して4年目、なかなか子供が授からなかったご夫婦です。結婚してから2年間はタイミング療法。その後、奥様が産婦人科へ相談。通水検査は異常なし。精子の検査結果は運動率が14%、精子の数が600万で精子無力症と診断。体外受精も視野に入れるように言われたものの、予算が気になり人工授精に。
一年半で人工授精を6回実施しても妊娠せず、夫婦生活もこの数年無くなってしまう。病院では体外受精を勧められたがご主人が拒否、困り果てた奥様が来客。

(当局が行ったこと)
まず、奥様側の悩みを心理カウンセラーの満先生が傾聴するところからスタートしました。子供を持つ必要性をもう一度ご夫婦で話し合い、夫婦の時間の大切さを伝えました。SAさんの持病である目眩を漢方薬で改善する名目で、ご夫婦で来店されました。
その流れからご主人様のカウンセリングも満先生が行い、ご主人様のお気持ちを重視した上で体調を良くされる目的で漢方薬と栄養素を服用する流れになりました。
それから無事に妊娠されたとSAさんからお電話を頂きました。それも自然妊娠だったとの事。

(満先生(心理カウンセラー、薬剤師)の見解)
最初の来客時、ご夫婦間の気持ちのすれ違いを感じました。どうしても子供が欲しいSAさんの思いにご主人様が応えられず、ご自身の体の不具合だと認識し、考え方の歪み(認知の歪み)に繋がったのだと思います。
ご主人様は、非常に疲れやすく胃腸が弱い、漢方では脾虚タイプです。写真のように、舌全体も男性にしては小さく舌の周りのギザギザした波形から判断できます。仕事上、運動不足だったので、子供を作る力である腎精が不足したのだと予想されます。
まず、食べる力を高める事、出来るだけ早く就寝して、朝は早く起きる。今までの食生活も変えて頂きました(パンとコーヒー → ご飯と味噌汁)。これらの養生を守る事が、お金の負担を少なくする事、ご自身の体調や考え方の歪みにも影響する事をご理解頂きました。自然妊娠というのもご夫婦間の風通しが良くなられた事と解釈しました。
ご相談はこちら→

 

自立測定しませんか?

 

ご相談の流れ・その他質問

 

満先生のフェイスブックへ

満先生のフェイスブックも見てくださいね。

 

交通アクセス

 

 

お伝えしたいこと様々

子宝相談  漢方スチーム  皮膚病相談  自律神経測定  犬猫漢方相談  ご相談の流れ
お店概要  交通アクセス  プライバシーポリシー・免責事項  サイトマップ  ホーム